入学する大学によって、その後の人生は大きく変わるといっても過言ではありません。知名度の高い大学が就職活動の際に活きることはもちろんですが、学習できることや経験できることもまた大学ごとに差があります。今は大学のランクだけではなく、学力や経験もあわせて評価される時代です。就職活動のことを考えた場合、ランクの高い大学を目指すだけではなく、自分が通いたい大学に入学して、興味関心を持って学習をすることも大切です。いずれにしても、大学受験が成功するように努めることが、将来にも繋がります。
大学受験が実施される時期
大学受験に関して、多くの方が共通して目指すのは、1月半ばに実施される大学入学共通テストです。「センター試験」という呼称のほうが認知されているかもしれません。国公立大学では必須とも言え、私立大学でも利用するケースがあることから、大半の受験生が受ける試験です。しかし、大学受験は高校受験よりも入試の種類が豊富です。試験の時期も入試の種類により異なり、早いと高校3年の10月に、遅いと3月の卒業式前後にも試験が実施されます。
例えば、いわゆる推薦と呼ばれる方法の受験は、10~12月に実施されるケースがほとんどです。推薦入試を受ける方は、この時期を目指して入試対策をします。一方で、私立の学力試験は、1~3月に実施されます。国公立大学の2次試験は、大学入学共通テストの後、2~3月の間に実施されます。学力試験によって入学を目指す方は、卒業のギリギリまで対策をすることもあります。
受験対策を始める時期は?
自分が受けたい大学試験の時期が分かったら、逆算して試験に間に合うように対策をしなければなりません。勉強を始める時期は早いに越したことはありませんが、高校2年生の夏頃がおすすめです。この時の対策とは、受験を意識した学習のことです。高校に入学したばかりの時期に過去の入試問題にチャレンジしても分からない問題がほとんどで身に着きません。2年の春頃までは基礎をしっかりと身に着けることに力を入れて、夏からは難易度の高い問題にも答えられるように応用力を身に着ける勉強を始めます。同時期から受験対策向けの予備校に通うこともおすすめします。大学入試に関する最新の情報を得られることから、志望校に向けた学習をしやすくなります。応用系の問題に取り組む場を増やす目的でも予備校は有効です。
特に、推薦入試を受ける方は、受験する大学への理解が不可欠です。大学別の試験対策を受けて、学力試験以外の試験にも対応できるようにしておきましょう。例えば、早稲田ゼミナール予備校は、日本大学藝術学部(日芸)のAO入試対策に特化したコースが用意されていて、面接や小論文、実技試験の対策講座を受けることができます。学校で実施される受験対策は、どちらかといえば学力試験に特化しているため、AO入試をはじめとした推薦入試を受ける時は、あわせて予備校の講座も受けておくことで、合格に一歩近づけるでしょう。